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魂の片割れと私を結ぶ、神様からの伝言版

マザーアースと、みなさんの魂の甦りのために、神様からの伝言を伝えています。

魂の片割れと3回生きたウチ

魂の片割れとの通学路に、moon724さんが、絵の感想をくれました。ありがとうございます😊

展開を楽しみにしていますね❤️

あの絵が示す、ゲットすべき星の意味を、心の底に落としこんでください。ねっ😉

 

私は子どもたちに何千冊と絵本の読み聴かせをしてきました。でも、100万回生きたねこの本は、読んであげた記憶が一回あったか、なかったです。ちょっと絵が怖いタッチだったので、その時は印象に残らなかったのだと思います。

でも、大人になってから、本屋で立ち読みしたら、この絵本は、ツインの猫たちのお話しだったのです。

 

そこで、今日は『3回生きたねこ』になってみた。(=^ェ^=) ニャァ〜

 

ある大富豪の家に、真っ白い毛並みのそれはそれは美しい猫がいました。

猫はその美しい毛並みから、シルクと名づけられ、ご主人様にとても可愛がってもらいました。

食事はいつも高級食材で、ご主人様のお抱えコックの調理するキャットフードでした。遊び場は、なんと50畳ほどもあるシルク専用のキャットルームだったのです。そこには、本物の木で作られた、シルク専用の登り木があり、ありとあらゆるオモチャも用意されていました。

でも、シルクの一番好きな場所は、小さな出窓の前の狭い場所でした。シルクは、そこからいつも外を眺めていました。

あちらの世界に行ってみたい。あちらの世界は危険だと、ご主人様は言っていますが、シルクには、あちらの世界に行けば心の中の穴がふさげるような気がしていたのです。

いつものように、外を眺めていると、大型の台風が襲う中、一匹の薄汚れたオス猫がいました。なんだかお腹を空かせているようですし、トボトボとみすぼらしく震えていました。

ちらっとお屋敷を見上げたオス猫は、住む世界の違う、綺麗な毛並みの白い猫を見上げて、自分には生きている価値さえないと肩を落とし、自分の慣れ親しんだゴミ処理場へと、息絶え絶え向かったのでした。

その一方で、シルクはそのオス猫を見たら、いてもたってもいられなくなりました。

階段を駆け下り、玄関で逆毛を立て、シッポをせり立たせ、ドアをかきむしりました。

私を今すぐここから出して!

今すぐ彼の所に行かせて!

追いかけなくては!

彼を救わなければ!

そんなシルクの姿を見たこともないご主人様は、すぐさま獣医を呼び、発情を抑える薬を投与させたのでした。

それからのシルクは、来る日も来る日も、食事を食べることもなく、出窓の前の狭い場所で、外を眺めていたのでした。

あの日以来、シルクがあの薄汚れたオス猫を見ることはありませんでした。

そして、ある日、出窓の前の狭い場所で、ジッと外を見つめたまま、動かなくなっていたのでした。

 

シルクは次に、猫好きな大家族の元に、生まれ変わりました。シルクは今世では、タマと呼ばれていました。

タマは、6人の子供たちの遊び仲間でした。この子供たちは、タマのことが大好きでした。タマも子供たちのことが大好きでした。でも、タマが一番好きなのは、お母さんでした。

お母さんは、まるで、自分の7人目の子供のようにタマをひざに乗せ、いつも優しく撫でていてくれたのでした。
タマの大好物は味噌汁かけご飯でした。それに、かつおぶしがかかっていたら、もう天国にいる気分になります。

それに、この家では、イタズラしても笑って許してもらえるのです。

でも、時々、家の外に脱走しようとした時だけは、お母さんが心配をして、連れ戻されるのでした。
そんなある日、家の塀の上をオス猫が歩いて行きました。とても器用に歩いています。タマは、塀の上を歩いてみたいのですが、心配性のお母さんは、家から出たらもう帰れなくなると言って、絶対に出してくれません。

だから、あの塀の向こう側を知らないのです。

その塀の上を悠々と歩くそのオス猫を見た途端、タマの胸はなんだか高鳴りました。
なんだか、前にもこんな気持ちになったことがあったような…。

その日以来、タマは元気がなくなりました。

心配したお母さんと、子供たちは毎日、タマの世話をしてくれるのですが、すっかりタマは、食欲もなくなり、子供たちと遊ぶこともなくなり、大好きなお母さんのひざに乗っけてもらうこともなくなり、ただ、外の塀を見つめているのでした。
お母さんは言いました。タマはもう随分と歳をとっているからねえ。静かに眠らせてやりましょう。っと、そっとタマの背中に、タマのお気に入りのタオルをかけてくれたのでした。

タマの耳には、子供たちのすすり泣く声がボンヤリと聴こえてきました。なんで泣いているの?

私は元の場所に還るだけなんだよ。

 

次に、タマはスラム街で産まれました。自分の親のことなんて知りません。産まれた時から、親なんて居なかったのです。それは、周りの仲間たちも同じでした。

だから、もちろん名前なんてありません。誰も自分を呼ぶ者もいないからです。

毎日、生死をかけて生きていたのです。いつも、遠く離れた町外れまで行き、ゴミあさりをして暮らしていました。運が良ければ、ゴミの中に、魚の骨があったり、腐れかけたご飯があったりしたのでした。
そして、ゴミあさりをする時は、いつも殺される覚悟をして向かうのです。殺気だった人間が、鉄の棒を振り回すのです。
ある嵐の日、ようやく魚の骨をゲットし、トボトボと歩いていると、高級住宅街に迷い込んでいたのです。

疲労もあり、自分の住むスラム街を目指す気力もなく、ある豪邸の前で倒れこんでしまったのです。

その豪邸には、黒々としたとても綺麗な毛並みの、ブラックと言うオス猫がいました。

それはそれは美しく、ご主人様はとても可愛がってくれていたのてす。なに不自由ない生活でした。

でも、ブラックの心はいつも、ポッカリと穴が空いているようでした。
そして、来る日も来る日も、何をするでもなく、小さな出窓の前の狭い場所から、外を眺めていたのでした。
あちらの世界には何があるのだろうか?
なぜか、あちらの世界には、自分の心の穴をふさぐものが、ある気がしてならないのでした。
ある嵐の日、雨の降りしきる中、汚らしいメス猫が倒れているのが見えました。

その時です!

ブラックの中には、自分の求めている心の穴をふせげるのが、あのメス猫しかいないことに気がついたのです。

無我夢中で転げるようにして、玄関まで駆け下りました。全ての毛を逆立て、シッポをせり立たせ、思いっきり大きな声で泣き叫んだのです。なかば半狂乱となり、ドアをかきむしったのでした。

ここを出せ!

僕のいる場所はここではないんだ!
それを見た、ご主人様は、直ぐにドアを開けてくれました。

ご主人様は、嵐の中、外へ飛び出していくブラックに、ようやく見つけたんだね。さあお行きなさい。と優しく声をかけてやったのでした。

ご主人様は、大お婆ちゃまから聴かされていた、シルクと言う猫の話しを思い出していたのでした。

いつもいつも、出窓の前の狭い場所から、外を見て、誰かを待っていた真っ白い毛並みの美しいメス猫のことを。


そして、そのシルクを抱いた大お婆ちゃまの肖像画の横に、ブラックも書き足してあげたのでした。


もちろん、嵐の中、二匹の猫たちは、幸せそうに寄り添っていたのでした。